本山諸法会

毎日のお勤め

如来堂・御影堂のお勤めは毎日2回、(7時と15時から)勤められます。また、法要などの場合は、お昼のお勤めもございます。

本山諸法会

本山諸法会(PDF)

修正会 
1月1日〜3日

阿弥陀如来と共に新年を迎えられたことを喜ぶと共に、如来の恩徳を謝し、如来の本願を至りとどけて下さった祖師のお方々を讃仰し、世の平和を願い、世に仏法を広めることを誓う年の始めの法会です。

法会は両御堂を中心に、元旦より三日間、晨朝、お日中をもって勤められます。

晨朝 午前七時より(元旦のみ午前六時三十分より)

お日中 午前十一時三十分より

報恩講 
1月9日逮夜〜16日日中

報恩講をお勤めするのは、お念仏のみ教えをおすすめ下さった宗祖親鸞聖人のご遺徳をしのび、ご恩を喜び、報謝させて頂くためであります。ご本山の報恩講は宗祖聖人のご遷化の日である一月十六日(旧暦十一月二十八日)の御正忌をご縁として勤められます。年間の諸法会の中で最も重い法会で、七昼夜にわたって勤められるところから、お七夜の名で親しまれ知られています。お勤めは、聖人の遺徳を讃嘆する「報恩講式」が、毎日初夜に御親読され、また聖人のご一代の物語を描かれた「御絵伝」が余間に掲げられるのが報恩講のならわしになっています。

讃佛会 
春彼岸3月17日〜23日

我が宗のお彼岸会は、み仏のお徳を称え、ご先祖の恩を謝し、法縁を喜ぶ仏徳讃嘆の法会であり、彼岸会を讃佛会と改めて勤められています。

讃佛会のお勤めは本堂(如来堂)を中心に彼岸の入りより七日間、別時のお勤めを、晨朝、お日中に勤められます。

お彼岸のお日中には、御影堂に於いて御親教が行われます。御法主(または御法嗣)は、お日中お勤め後、参詣のお同行に親しく御教示され、お同行と共に讃佛のご縁を喜ばれます。

晨朝 午前七時より

お日中 午前十一時三十分より

十万人講法会 
4月6日〜10日

十万人講法会は第十八世円遵上人により始められました。近年は盛大な法会として、お七夜と並んで知られるところであります。法会は御影堂に於いて、お日中をもって別時のお勤めが、五日間勤められます。

お日中 午前十一時三十分より

戦没者追弔法会 
4月11日

如来堂西側の位牌堂には、明治以後の大戦で戦死されたお同行の方々の位牌が安置されています。

平素は扉が閉められておりますが、この法会の時と春秋のお彼岸には扉が開けられます。法会は御影堂、位牌堂に於いて、お日中をもって法会が勤められます。

お日中 午前十一時三十分より

千部法会
4月12日〜17日

千部法会は第十六世堯圓上人により始められた永代資堂法会であります。江戸時代は、お七夜以上の賑わいを見せたと伝えられています。現在六日間、御影堂に於いて、前三日間は新加入の法会、後三日間は昨年までの加入者の法会が勤められます。千部の加入は進納所に於いて受付けられます。加入には法名に対して定められた冥加金を納めます。加入者は千部過去帳に法名、並びに姓名が記載され、それが法会中は中央卓に置かれ、御法主、法嗣殿の御親修のもとに勤められます。

お日中 午前十一時三十分より

前住上人御正当
5月6日〜8日

前住上人御正当は、前の御法主が亡くなられた月に毎年お勤めされる法会です。

六日 お日中 正午より
七日、八日 お日中 午前十一時三十分より

第二十三世 堯祺上人

親鸞聖人降誕会
5月21日

降誕会とは、普通には釈尊の誕生をお祝いする行事ですが、我が宗では親鸞聖人を阿弥陀如来の応現と頂くところから、聖人の誕生をお祝いする行事を言います。聖人は承安3年(1173)5月21日(旧暦4月1日)のお生まれになりました。お祝いの法会は、お誕生日の5月21日に御影堂に於いて、お日中をもって別時の法会が勤められます。また、お勤めの後御影堂より御参廟が行われます。

お日中 十一時三十分より

歓喜会
8月14日〜16日

お盆の法会を我が宗では歓喜会と呼んでいます。仏縁によって私たちが救われるとのお示しの、仏恩の尊さを喜ばせて頂くご縁として勤められています。歓喜会のお勤めは、本堂で8月14日から3日間、別時のお勤めが、晨朝、お日中に勤められます。

晨朝  午前七時より

お日中 午前十一時三十分より

讃佛会 秋彼岸
9月20日〜26日

讃佛会は春秋に勤められます。法会については春のお勤めと同じです。

資堂講法会
10月1日〜3日

資堂講法会は第二十一世堯熙上人により始められた法会です。十万人講、千部講に対し、普く有縁の方々が加入できる講として設けられ、ご教化の一端とされたものです。現在、法会は御影堂に於いて十月一日より三日間、お日中をもって別時のお勤めが講加入者の法名記載の過去帳を中央卓に置いて勤められます。

お日中 午前十一時三十分より

納骨堂法会
11月3日〜4日

納骨堂法会は昭和三十八年に新しく納骨堂が建立されてより始められた法会であります。ご本山への納骨は宗祖聖人のお徳をしのぶとともに、亡き人も聖人の御廟のそばへ葬ってあげたいとの大きな願いが出されて以来、今ではかならず納骨するならわしが定着しました。納骨堂の加入者は先祖から親へと伝えられた報恩謝徳の姿をつぶさに拝し感じることです。法会は御影堂、納骨堂に於いて十一月三日、四日の両日、お日中をもって別時のお勤めが勤められます。

お日中 午前十一時より

秋法会
11月5日〜10日

秋深まる中、各末寺では、お取り越しの報恩講が勤められる時期でもあります。ご本山では納骨堂法会に続き秋法会が勤まります。秋法会は春の千部に並び、秋の永代資堂の法会として、十一月五日より十日まで御影堂に於いて、前三日間は新加入者の法会、後三日間は昨年までの加入者の法会が、お日中をもって勤められます。千部、資堂講そして、この秋法会は、講への加入者(施主)があって勤められるところから施主法会と呼ばれています。

お日中 午前十一時三十分より

中興上人御正当
12月8日逮夜〜10日日中

高田派中興の祖第十世真慧上人は、永正九年(一五一二)十二月十日に御往生されました。真宗念仏の興隆をなし遂げられ、その偉大な業績をしのんで、他の御歴代の御正当よりは一日多く、三日間の別時の法会が勤められます。

お日中 午前十一時三十分より

出典 『高田山の四季』